住宅にはそれぞれ法定耐用年数が定められています。これは、建物を会計上どの期間で減価償却するかというための「税法上の数字」であり、実際の寿命とは異なります。
| 構造種別 | 法定耐用年数(税法上) |
|---|---|
| 木造 | 22年 |
| 軽量鉄骨造(3mm以下) | 19年 |
| 軽量鉄骨プレハブ造(3〜4mm) | 27年 |
| 重量鉄骨造 | 34年 |
| 鉄筋コンクリート造(RC造) | 47年 |
| 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) | 47年 |
しかし、これは「経済上の償却年数」であり、構造体が使える年数(物理寿命)ではありません。
実際には、
鉄筋コンクリート構造体の効用持続年数は約150年
とされています。
(※「中古住宅流通促進・活用に関する研究会」報告書より)
つまり、
- 木造 → 建て替え前提の住宅
- RC造 → 世代を超えて使い続けられる住宅
という構造上の性質が存在します。
「長く使える」ことには明確な価値がある
人生100年時代、私たちは**“1回建てて終わり”ではない時代**を生きています。
- 30代〜40代で建てた家は、
自分の老後の生活基盤にもなる。 - そしてその先、
子どもや次の世代に資産として残せるかが問われる。
RC住宅は、
- 50年で価値がゼロになる“消耗財の家”ではなく、
- 100年スパンで資産価値が維持される「長期資産」
として意味を持ちます。
実例:100年以上使われているRC建築
日本で最初の全鉄筋コンクリート造建築のひとつ、
「KN日本大通ビル(旧・横浜三井物産ビル)」は、1911年竣工。
築100年以上が経過した現在も、現役のオフィスビルとして使用されています。
これは、適切なメンテナンスを行えばRCは100年以上使える構造であることの、揺るがない証拠です。
なぜ、これが“人生100年時代において重要なのか”
木造住宅は30〜40年で建替えが前提になります。
人生100年時代では、
- 人生の中で2回家を建てるリスク
- 老後に追加で大きな住宅費用が発生するリスク
が現実的に重くのしかかります。
一方、
RC住宅は「最初にちゃんと作って、長く住み続ける」ことができる。
つまり、
**老後に住宅費で苦しまない“人生のリスクヘッジ”**としても合理的です。
結論
| 考え方 | 木造住宅 | RC住宅 |
|---|---|---|
| 住宅をどう捉えるか | 消耗品 | 資産 |
| 住まいの時間軸 | 30〜40年 | 100年以上 |
| 人生100年時代との相性 | 低い | 非常に高い |
“家は人生の基盤”。
長く使える構造を選ぶことは、暮らしの安心と資産形成の両方を支える。
鉄筋コンクリート住宅(RC造)は、
「安心」「静けさ」「長寿命」「資産価値」を同時に実現できる、最も合理的な住まいの選択肢です。
「同じRC造でも、『何年使う設計か』で寿命は大きく変わる。」
鉄筋コンクリートの耐久性は、どれだけ長く建物を使用するかという「計画供用期間」によって設計水準が変わります。
日本建築学会「JASS 5(鉄筋コンクリート工事標準仕様書)」では、計画供用期間に応じて耐久設計基準強度が定められており、これはコンクリートの耐久性能(中性化・塩害・鉄筋腐食など)を確保するための指標です。
| 計画供用期間の級 | 想定使用年数 | 耐久設計基準強度(Fc) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 短期 | 約30年 | 18 N/mm² | 仮設的または短期使用を前提とした設計 |
| 標準 | 約65年 | 24 N/mm² | 一般的な建築物の水準(多くの住宅や公共建築に採用) |
| 長期 | 約100年 | 30 N/mm² | 高耐久仕様。世代を超えて使用する建築を想定 |
| 超長期 | 約200年 | 36 N/mm² | 歴史的建築物・文化施設・インフラ級の長寿命設計 |
一般的な建物では Fc24(標準/65年仕様) が採用されますが、
株式会社RC design studioさんでは、住宅であっても必要に応じて 長期(100年)仕様の Fc30 を設計段階から選択します。
これにより、
- コンクリートの中性化速度が低下
- 鉄筋腐食のリスクが大幅に減少
- 構造体の維持管理費を長期的に抑制
- 建物価値を次世代へ引き継ぐことが可能
といった効果が期待できます。
興味がある方は株式会社RC design stduioさんのHPをご確認下さい。
株式会社RC design studioは高級RC住宅に特化した建築設計事務所です。
壁式鉄筋コンクリート構造専門店として活動していて、高品質な鉄筋コンクリート住宅づくりに取り組んでいる会社です。
興味がある方は以下のリンクからHPとユーチューブ、インスタグラムをご視聴下さい。